精巣がん

目次
■そもそも精巣がんとは?
■精巣がんの主な症状
■精巣がんが起きる原因
■精巣がんの検査方法
■精巣がんの治療方法

■精巣がんの予防方法
■精巣がんを放置する危険性
■精巣がんのよくある質問

■ そもそも精巣がんとは?

精巣がんとは、男性の陰嚢内にある精巣に発生する悪性腫瘍です。精巣は精子を作り出す働きと、男性ホルモンであるテストステロンを分泌する重要な役割を担っています。この精巣の細胞が何らかの要因によって異常増殖を起こし、がん化したものが精巣がんです。発症頻度は他のがんに比べると高くありませんが、20代から40代の若い世代に多いという大きな特徴があります。進行が比較的早いタイプもありますが、抗がん剤治療への反応が良好なケースが多く、適切な治療を受ければ高い確率で完治が期待できます。そのため、若年層にとっても決して他人事ではない病気であり、早期発見が非常に重要です。

■ 精巣がんの主な症状

精巣がんで最も多くみられる症状は、痛みを伴わないしこりや腫れです。片側の精巣が急に大きくなったり、触ると硬さを感じたりすることが特徴です。通常は強い痛みがないため、違和感を覚えながらも様子を見てしまう人も少なくありません。しかし、しこりが徐々に大きくなる場合は注意が必要です。また、陰嚢に重たい感じや軽い張りを感じることもあります。がんが進行すると、腹部や背中の痛みが出ることがあります。これはリンパ節に転移している可能性を示します。さらに肺に転移した場合は咳や息切れが現れることもあります。小さな変化でも見逃さず、早めに受診することが大切です。

■ 精巣がんが起きる原因

精巣がんの明確な発症原因はまだ完全には解明されていませんが、いくつかのリスク因子が知られています。代表的なものとして停留精巣があり、幼少期に精巣が陰嚢内に下降しなかった既往がある場合、将来的に精巣がんのリスクが高まるとされています。また、家族歴がある場合も発症率が上がる傾向があります。さらに、過去に片側の精巣がんを発症した人は、反対側にも発生する可能性がわずかに高くなります。遺伝的要因やホルモンバランスの影響も指摘されており、複数の要因が重なって発症すると考えられています。

■ 精巣がんの検査方法

精巣がんが疑われる場合、まず医師による視診と触診が行われます。精巣の大きさや形、硬さに異常がないかを確認します。その後、超音波検査によって腫瘍の有無や内部構造を詳しく調べます。超音波検査は体への負担が少なく、精巣がんの診断に非常に有効です。さらに血液検査では腫瘍マーカーと呼ばれる物質を測定し、がんの種類や進行度の判断材料とします。加えて、CT検査や胸部レントゲン検査を行い、リンパ節や肺などへの転移の有無を確認します。最終的には手術によって精巣を摘出し、病理検査を行うことで確定診断が下されます。

■ 精巣がんの治療方法

精巣がんの治療は、まず患側の精巣を摘出する手術から始まります。この手術は鼠径部を切開して精巣を取り除く方法で、診断と治療を兼ねています。摘出した組織を詳しく調べることで、がんの種類や悪性度が確定します。その結果に基づき、追加治療が検討されます。転移がない早期の場合は経過観察のみで済むこともありますが、再発リスクが高い場合や転移が確認された場合には抗がん剤治療が行われます。精巣がんは抗がん剤への感受性が高く、進行例でも高い治癒率が期待できます。必要に応じてリンパ節郭清術が行われることもあります。治療後も定期的な検査を受けることが重要です。

■精巣がんの予防方法

精巣がんを完全に予防する確実な方法は確立されていませんが、早期発見が何より重要です。そのために推奨されているのがセルフチェックです。月に一度、入浴時など陰嚢が温まり柔らかくなっている状態で、両側の精巣を優しく触れてしこりや大きさの変化がないか確認することが大切です。特に停留精巣の既往がある人や家族歴がある人は注意が必要です。また、体調の変化を放置せず、違和感があれば早めに受診することが予防につながります。生活習慣との直接的な関連は強くありませんが、規則正しい生活を心がけることも健康維持には重要です。

■ 精巣がんを放置する危険性

精巣がんを放置すると、がん細胞はリンパ管や血管を通じて全身へ広がる可能性があります。特に腹部のリンパ節や肺へ転移しやすく、進行すると強い腹痛や腰痛、呼吸困難などの症状が現れることがあります。進行した状態では治療期間が長くなり、体への負担も大きくなります。しかし、早期に発見して治療を開始すれば、完治が十分に期待できるがんでもあります。若い世代に多い病気だからこそ、症状が軽いからといって放置せず、早めに専門医の診察を受けることが将来の健康を守ることにつながります。

■精巣がんについてのよくある質問

Q1. 精巣を一つ摘出しても子どもはできますか?

片側の精巣を摘出しても、もう一方の精巣が正常に機能していれば、精子の産生や男性ホルモンの分泌は維持されることが多いです。そのため、自然妊娠が可能なケースも少なくありません。ただし、抗がん剤治療を行う場合には一時的、あるいは長期的に精子の数が減少する可能性があります。将来の妊娠を希望している場合は、治療開始前に精子凍結保存について医師と相談することが勧められます。早めの準備が将来の選択肢を広げることにつながります。

Q2. 精巣がんは再発しますか?

精巣がんは治療成績が良好ながんですが、再発の可能性がまったくないわけではありません。特に治療後数年間は再発のリスクが比較的高いため、定期的な血液検査や画像検査が必要になります。腫瘍マーカーの測定やCT検査によって早期に異常を見つけることが可能です。万が一再発しても、早期に発見できれば追加治療で十分に対応できるケースが多いです。そのため、通院を自己判断で中断せず、医師の指示に従って経過観察を続けることが大切です。

Q3. 手術後の見た目や生活への影響はありますか?

片側の精巣を摘出した場合、見た目の変化を心配する方もいます。日常生活では大きな支障はありませんが、心理的な不安を感じることもあります。そのような場合には人工精巣を挿入する選択肢もあり、外見上の違和感を軽減することが可能です。また、ホルモン分泌は通常もう一方の精巣が補うため、体つきや声などに大きな変化が生じることはほとんどありません。体力面でも多くの人が手術後しばらくすると通常の生活に戻ることができます。

Q4. 精巣がんは遺伝する可能性がありますか?

精巣がんは遺伝性が強いがんではありませんが、家族に患者がいる場合は発症リスクがやや高まるとされています。ただし、家族歴があるからといって必ず発症するわけではありません。遺伝的要因と環境要因が複雑に関与していると考えられています。家族歴がある方は、定期的なセルフチェックを行い、異常を感じたら早めに医療機関を受診することが予防的な対策となります。過度に不安になる必要はありませんが、意識しておくことは大切です。

Q5. 治療後に運動や仕事へ復帰できますか?

治療後の生活復帰は、多くの場合可能です。手術のみであれば、回復後に通常の仕事や軽い運動を再開できるケースがほとんどです。抗がん剤治療を受けた場合は一時的に体力が低下することがありますが、徐々に回復していきます。医師の指示に従いながら無理のない範囲で活動を再開することが大切です。精神的な不安を感じる場合は、医療スタッフや家族と相談しながら段階的に社会復帰を目指していきます。多くの方が治療後に通常の生活を取り戻しています。

【診察のご予約はこちら】

文責
東京ロータスクリニック
院長 吉田 剛大

ご予約はこちらから

下記のリンクよりお気軽にご予約ください。

Web予約はこちらから お問い合わせはこちらから

診療時間

 
前半の部 11時
~
15時
11時
~
15時
11時
~
15時
13時
~
16時
13時
~
16時
休診 休診
後半の部 16時
~
20時
16時
~
20時
16時
~
20時
17時
~
20時
17時
~
20時
休診 休診

Access

101-0044
東京都千代田区鍛冶町2-6-2 上野ビルディングB1F
JR山手線 神田駅東口より徒歩1分

Clinic Information

病院名
東京ロータスクリニック
設立
2025年12月1日
院長
院長 吉田 剛大
所在地
101-0044
東京都千代田区鍛冶町2-6-2 上野ビルディングB1F
電話・Fax番号
電話番号:03 3257 0101
FAX:03 3257 0100